第4話 初めて病院に受診
高級ホテルのような病院
電話で連絡した際にコロナで受診できる人数を制限している為、結構日にちが空いた日の予約となってしまったのですが、予約できた初回受診の日が2020年5月13日でした。
大阪の難波にある病院なので住んでいる家からそこまでは遠くないのですが、タクシーだと10分以内(我が家は車無し)、電車だと30分(距離は近いけど電車だと乗り換えが2回あって意外と時間かかるパターン)、自転車だと15分(大阪市内は一番早い乗り物)、徒歩だと50分(お散歩がてらには良い距離)の距離でした。
初回受診の日は仕事を休みを取っていたので、徒歩で病院に行きました。
大きなビルに大きな看板で病院名が書いてあり、遠目からも目立っていたのですぐに分かりました。
病院が入っているビルは違うフロアでは色んな会社が入っているようで、スーツを着た人で溢れていました。
ビルの入り口には警備員が数人いて、コロナ対策のために検温できる大きな機械もあり、私もその列に並んでから検温しエレベーターに乗りました。
病院のフロアにつき、まずは入口で再度検温チェック。
中に入ると院内の大きさ、まるで高級なホテルのような雰囲気、そして、コロナで人数制限がされているとのことでしたが、思っていたより人数が多くてびっくりしました。
受付に並ぶための整理をもらって、順番が来たらまずこの病院は、アプリで予約から順番待ちも管理していると説明があり、アプリの登録をしました。
自分の順番が来ても『●●さーん』と名前で呼ばれることもないし、プライバシーが守られているんだなと安心しました。
院内の説明もあったのですが、色んなジャンルの部屋に分かれておりもちろん先生の数も多く、さすが有名なだけあるわ!という印象でした。
私だけではない安心感
アプリの登録や院内の説明も終わり、次の順番が来るまで30分ほど時間がありました。
周りを見渡すと、1人で来ている人から旦那さんと2人で来ている人、旦那さん1人だけで来ている人などたくさんいました。
こんなこと言ってはいけないかもしれませんが、『不妊治療=珍しい・あんまりいない・恥ずかしいこと、私達は特殊?』と不安だった気持ちが少し、私だけではないんやという安心感が生まれました。
アプリに『●番の部屋にお越しください』と通知があったので指定の部屋に向かいました。
初回受診だったので、まず現状を話して下さいと言われ、旦那で長期セックスレスでセックスでの自然妊娠は難しいと思うで人工授精を希望している旨伝えました。
先生には、『セックスが出来ない夫婦に対して問題を改善する為のカウンセリングもあるので、人工授精からではなくまずカウンセリングから不妊治療も始めることも出来ます』と言われましたが、それでも私は『人工授精からにしたいです』と答えました。
先生も『それでは人工授精から頑張りましょう』と納得して下さりました。
女の先生だったのですが、色々お話をした際に『セックスレスで悩んでいて病院に来る人も多いから何も恥じることはないし大丈夫。自分だけが悪いとか自分に原因があるとかそういう風に思ってはいけないよ』というような内容を言っていただき、すごく安心したのを覚えています。
人工授精の費用
そして人工授精の費用についてや、今後のスケジュールの説明があり、人工授精も行うまでに検査なども含め、だいたい2か月ぐらいの期間がかかるそうです。
費用は、人工授精は保険適用外なので1回の手術で30,000円+別途薬代と注射代で合計約38,000円ぐらいとのでした。
初回は、
・身長と体重測定
・甲状腺検査
・保険血液検査(貧血・肝臓・肝臓機能など)
・乳汁分泌ホルモン
・超音波
5つの検査だけだったので検査時間は全部含めだいたい1時間ぐらいでした。
2回目は精密検査を行うので旦那さんと一緒に受診してくださいと言われました。
初回の日の料金は5,190円。
口コミに費用が高いと書いてあったのは確かだなと思いましたが、それ以上に先生の対応、綺麗な院内、そして不妊治療で悩んでいるのは自分だけではない、自分だけが悪いわけではないということが知れて、この病院を選んでよかったと思いました。
人工授精を行う同意書、感染症血液検査をする同意書、夫婦だと証明できる住民票の提出が必要なので、次回検査に来る際に一緒に持ってきてくださいと言われました。
同意書以外にも人工授精についての説明や用紙や病院のサービスなどが詳しく書いてある資料をたくさんもらいました。