第2話 レス夫婦の妊活スタート①
私達は結婚する前からレス状態。
旦那が元々セックスをすることが精神的な問題であんまりうまく出来ないと付き合う前から旦那から聞いていたので知っていました。
それでも私は過去に何度も試みるもその度に断られました。
はっきりした言葉で拒絶されるのではなく、試しても出来ないからしたくないと態度から伝わる感じでした。
自分なりに色々調べたりあらゆる手を使って試そうとしましたがどれも効果はありませんでした。
私自身心が折れてしまっていよいよ本格的なレスが始まりましたが、そのまま改善することなく結婚。
レスのまま結婚を決意したことなどについては、また別記事で書いていきたいと思います。
お互い子供はいつか欲しいなとなんとなくは話していたのですが、特に具体的な話はせず、どうやって子作りをするのかの話になるも旦那からは『その内セックス出来るようになるやろ』と言われていました。
しかし、状況は変わらずやはり何年経っても出来ず、ただただ時間だけが過ぎていきました。
ストレスがたまる日常
友人たちの結婚しました報告より妊娠しました、出産しました報告が増える中、お互いの両親や親戚はもちろん、周りからの子供まだなん?プレッシャーに押しつぶされていく毎日。
よく頻繁に会う友人は聞いたりしたせんが、あんまり会わない友人(学生時代の同級生で直接会うことはないけどSNSだけ繋がってるみたいな感じ)から『なんで子供作らんのー?』『子供は考えてないのー?』『子育ては体力いるから年取る前にら早めに作ったほうがいいで!』などなど、ただ疑問だから悪気は無く聞いてるだけとは思いますが、言われた時は普通に病みました。
自分自身も早く子供を欲しいと思うもこの状況をどうすればいいか分からず、気づけば年齢は私30歳、旦那36歳。
出来るかも分からないセックスに期待するだけでは、子供を授かることが出来ないと言う現実から逃げていた私達。
いつも真剣な話し合いはめんどくさいとあまりしたがらない旦那ですが、私はついにこの問題に向き合ってみようと決心しました。
まずは旦那と話し合い
重い雰囲気よりもお酒が入りリラックスした状態で話をしたほうがいいかなと思い、よく一緒に行く近所の居酒屋に飲みに行こうと誘いました。
そして↓このような内容から話を持ち掛けました。
私👩『そろそろ2人の子供欲しいなって真剣に思ってんねんけど、今のままでは出来ないから病院(不妊治療)に一緒に通わへんー?』
旦那👨『・・・・(5分ぐらい無言)』
私👩『黙ってても分からんねんけど、どうなん?』
旦那👨『病院に通うことに抵抗あるし、もうこのままずっと2人のままでもいいかもしれへん。』
旦那からの答えは、子作りはせず、このまま二人で生きていけばいいのではないかというような内容でした。
もちろん、旦那と結婚した以上、一生寄り添って生きていくと決めましたが、私は子供がいないまま2人だけで生きていくという考えにはなれませんでした。
病院に通い、その上で医師から子供を授かることが絶対無理と判断された場合は、2人だけで生きて行こうと思いますが、まだ病院も行ってないので授かれる可能性があるかないかも何も分からない段階です。
私👩『どんだけ頑張っても子供を授かれないのであれば仕方ないことやけど、可能性があるなら頑張りたいし、このまま何もせず2人だけで生きていくという考えにはなれない。』
旦那👨『ちょっと考える時間が欲しい・・・。』
なんか思いもよらぬ回答で私は何も返事をすることが出来なくなりました。
同じ気持ちでいてくれてると思ってたし、こんな予想外な答えが返ってくるなんて・・・。
いつもどちらかといえばふざけてばかりの旦那で『ちゃんとに話聞いてやー』と思わず言ってしまうぐらいなのですが、この時の旦那の表情は真剣そのもので本気で考えて発した言葉なんだなと余計悲しくなりました。
『考える時間が欲しい』と言われ、そのまますぐ居酒屋を出て家に帰りましたが、私の気持ちはモヤモヤで今一緒にいるのはなんか辛いという気持ちになりました。
いつも喧嘩をしてもわりとすぐに仲直りするし、お互いあまり怒ったりしないので長時間言い合ったり、揉めたりするようなことはなく、どちらかが怒ってその場からいなくなるとかそういったことも今までありませんでした。
けど、その時の私は一緒の空間にいるのは辛いからとにかく家を出たいなと思いました。
そして、旦那がお風呂に入っている間に家を出ることを決心し、数日分の荷物をまとめその日は近所のビジネスホテルに泊まることにしました。
お風呂から上がって私がいないことに気づいた旦那から電話とLINEで連絡が来てましたが、私は出る気になれずそのまま無視をしてしまいました。
次の日朝から仕事だったのでそのままホテルで眠り、ホテルから直接仕事に行きました。
そして、仕事が終わった後も3日間家に帰らず友人の家に泊めてもらいました。
旦那から『もう一度話がしたいから帰ってきて欲しい』と言われ、私は家に帰りました。
もし旦那の考えた答えが『やっぱり子供を作ろうとすることは出来ない』だったら、もう離婚するしかないかな等考えていました。
旦那の答えは
家に帰ると『おー久しぶりやな!』と白々しい旦那がいました。
私が出て行ってからたった4日ですが、初めての私の家出に旦那もびっくりしたのだと思います。
まず4日間どこにいたかなど話してから、いよいよ本題の話し合いの続きへ。
旦那👨『2人の子供が欲しいって気持ちに変わりはない?』
私👩『変わってない。』
旦那👨『病院に通うのはやっぱり抵抗あるし本音は通いたくはないけど、離婚したくない。今後の人生2人だけじゃなくて2人の子供もいたらもっといいと思うから病院頑張って行くわ!』
思い出しながら書いてるので若干端折っていますが、このような内容でした。
遂に旦那が子供を授かろうとすること、病院に通うことに了承してくれたのです!
こうしてレス夫婦の妊活が始まっていったのです。
私が28歳、旦那が34歳で結婚し、この話し合いがあり妊活を決意したのは、私が31歳、旦那が36歳になる歳で、ちょうどもうすぐ結婚3年目という時でした。
アラサー夫婦、ビバ妊活!!!!