第3話 女好きの欲なし男
女好き問題
結婚する前に旦那との結婚を友達に猛反対されたことがあるのですが、それはセックスレスだからという理由ではなく旦那の女好き問題も大いに関係していたと思います。
セックスできひんわ、女好きやわ、一体何がいいん？そう思われても仕方ありません。
でもなんか私はそれでも惹かれてしまったんですよね。
女好きならなおさらですが、よそで性欲を満たし浮気してると思うのが普通だと思うのですが、私は旦那も私のことが好きで浮気はしていないという絶対的な自信が何故かあったのです。
＼ちなみに何の根拠もなし！！！／
女好きな男性は多いと思いますが、女好きというのはどの程度なのかどのレベルかなのかは人それぞれ判断する基準が違うと思います。
これは、浮気もそうですよね。
喋っただけで浮気と思う人もいれば、手を繋いだら浮気、セックスしても心がなければ浮気ではないと思う人さまざまです。
私は、別に女の子がいる飲み会に行こうが、風俗に行こうが、気持ちが私にしかなく最終的に帰ってくる場所が私ならそれでいいと思うタイプです。
旦那と私はお互い飲みに行くのが好きで、よく飲み歩いていたのですが、しょっちゅう私の友達や知り合いから『彼氏が●●で女の子らと飲んでたで！』
など目撃情報が自然と私の元へ集まって来ていました。
私がSNSで旦那のこと普通に載せていたし、旦那は結構顔が濃いし、身体もごっついのできっと一度見たら覚えやすいってのもあると思うのですが。
そんな旦那ですが、飲んだ後は絶対に私の家に来るし、1日あった出来ことを毎回全部話してくるので私はさほど気はしていませんでした。
『今日コンパ行ってんけど俺の友達がさ～～』やら普通に話されたら、『コンパ行くなよ！』といちいち言う気にも私はなれなかったのです。
そんな私達も遂に破局
セックスレスで女好きな旦那ですが、私達の仲は変わらずずっと良いし、私はなんやかんや幸せな日々を送っていました。
ほぼどちらかの家で寝てましたが、一応お互い1人暮らしの自分の家があるので、自分1人の時間、自分だけの居場所があったのもいいバランスを取れていたのかもしれません。
付き合って1年が経った頃、今までは飲みに行った後も毎回私の家に帰ってきていた旦那が毎回ではなくなってきました。
そして、友人達からの目撃情報が特定された1人の女性へとなりました。
私はすぐにこれはもう完全に浮気だなと勘づき、特に問い詰めることもなく旦那に別れを切り出しました。
ちょうど私が26歳の時だったので、結婚を考えたい年ごろなのに、こんなセックスできひんわ、女好きやわ、浮気するわの男はもういらん！！！！とそんな気持ちになりました。
旦那は別れたくないと言っていましたが、私はもうきっぱり『無駄な時間を過ごしたくない！』と伝え、こうしてほぼ強制的に私達は破局したのです。
破局後飲んだくれる私
別れてから私は精神的にもだいぶ落ち込んでいました。
とにかく1人でいることが辛くて、仕事が終わった後も毎日毎日友達と飲みに行ってました。
今まで失恋してもそこまで落ち込むことがなかった私ですが、今回ばかりは食欲も全然なく相当落ち込んでしまってました。
旦那のことは、連絡先をブロックしたわけではなかったので、毎日のように電話やLINEがありましたが友人にも『絶対出たらあかん！』と言われ、私は無視し続けました。
ピンポーンと家に来たこともあり、さすがに出ようかなと思いましたが、なんとか堪えて一度も出ませんでした。
そんな時、いつもように友達とお店で飲んでいるとなんとたまたま旦那が見知らぬ女性と2人でお店に来たのです。
すぐに私達を見つけ、気まずそうにお店を出て行きました。
私も友達もあまりにも驚いて、何も言葉が出なかったのを覚えています。
その後、また旦那から連絡がありましたが、私はもう吹っ切れようと決意し着信拒否・LINEブロックをしました。
別の人と付き合った
吹っ切れたと言いつつもやはり完全に元気にはなれず、相変わらず飲んだくれていた私。
男友達に誘われ、久々に2人で飲みに行きました。
旦那と付き合う前はよく2人でも飲みにってましたが、付き合ってからは複数で飲むことが多かったので久々の2人でした。
旦那と出会って付き合う時も色々相談に乗ってくれていた男友達だったので、旦那のこともよく知っておりずっと慰め続けてくれました。
頻繁に会うようになり、だんだん私も元気になってきた頃、その男友達に付き合って欲しいと言われました。
優しいがすぎるにすぎる人だし、旦那よりもきっとこういう人と一緒にいたほうが私は幸せになれるのかなと考えました。
けど、私は『まだ完全に吹っ切れたわけではないから今は誰とも付き合えない』と言ったのですが、『そのままでもいい』と言ってもらい、私はその男友達に甘えてこのまま付き合ってみることにしました。
すごい私がずるいままですが、全く旦那とは正反対のタイプの男性と私は付き合い始めることとなりました。
